山縣正幸ゼミのミッション
【ミッション】
「学びも遊びもガチで」
大学での4年間は,あっという間です。卒業していくゼミ生たちの多くは,そう言います。
「あっという間に過ぎた」ということは,きっと学生生活が楽しかったからなんだろうと思います。「長く退屈な4年間だった」って卒業の時に感じたとしたら,それはちょっと悲しいものがあります。
では,「あっという間に過ぎた」と感じられるくらいに濃密な大学生活にするためには,どうすればいいのでしょう。もちろん,サークルやクラブ,友人たちとの交流といった日々の生活が充実してるってこともあるでしょう。でも,それだけでは,残念ながら大学で味わえる,あるいは得られる〈効用〉の半分以下といわざるを得ません。
じゃあ,どうすればいいのか。その一つの答えが〈ゼミ〉です。〈ゼミ〉は何らかの共通テーマのもとに,20名前後のメンバーが集まって「問い」「調べ」「分析し」「考え」「何らかの答え / 可能性を提示する」という〈学び〉の時空間です。
と同時に,そのメンバーで〈遊ぶ〉こともまた,ゼミの大きなポイントの一つです。飲み会(うちのゼミでは,ノンアルコールもまったく問題なしです)やBBQ,合宿や大学祭など,いろんなイベントがあります。そういう〈遊び〉を通じて,メンバーどうしのつながりを深めていくのも,ゼミにとってはすごく大事なことです。
経営学の偉人の一人であるバーナード(Barnard, C. I.)は,複数の個人がともに何らかの目的のために協力しあうことを〈協働〉と呼び,それが動いている状態を〈組織〉と名づけました。この〈組織〉には,公式組織と非公式組織という2つの側面があります。この2つは,別々ではあるのですが,切り離しがたく結びついてもいます。公式組織とは,その協働や組織においてメンバーに共有されている目的をフォーマル(=公式)に達成するためのしくみです。それに対して,非公式組織とは,メンバーどうしの心情的なつながりなど,直接的には共有されている目的の達成とは別だけれども,そこに人間がいるかぎり,必ず生じる〈人と人とのつながり〉と考えるとわかりやすいでしょう。
ゼミでいえば,公式組織としての〈学び〉と非公式組織としての〈遊び〉。この2つがそれぞれ支えあうようにして,ゼミはいきいきと動いているのです。どちらかだけに偏ってもいけません。両方が充実して初めて,大学生活は有意義になるのです。
だからこそ,山縣ゼミのミッションは「学びも遊びもガチで」。
そのためには,それぞれに異なる個性を持ったメンバーが,それぞれをrespect(大事にする,というあたりがもっとも近い日本語かな)しつつ,かつ協力しあうことが欠かせません。
「自由と協働」です。
こういった考えに共感・賛同し,かつそれを自らも創りあげていきたい,そういうみなさんと一緒に〈山縣ゼミ〉を創っていきたいと強く願っています。
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