山縣ゼミ9th、揉み扱かれました。笑

昨日は〈プロジェクトコンセプトシェアリングセミナー〉なる長ったらしい名前のイベントを開催しました。

要は、ゼミで進めている産学連携のプロジェクトに関して、考えてるコンセプトを報告して、ゲストの方に“揉んで”いただくと同時に、それぞれのチーム間でもアイデアやコメントを出しあってブラッシュアップを図ろうというものです。

お招きしたゲストはセメントプロデュースデザイン代表取締役の金谷勉さん。各地の伝統工芸や技術を、現代において求められるかたちでどのように商品化するのか(モノ)、その際にはどのような流れで顧客の手許に届けるのか(ミチ)、そしてそれらの根源として顧客にどんな体験を提供するのか(コト)を深く掘り下げて、「コト」「モノ」「ミチ」をつなげてデザインすることをメインに活動されています。

昨年にご縁をいただいて以来、何らかのかたちでご一緒したいと考えていました。それが今回このようなかたちで実現したわけです。

お忙しい中、わざわざお運びくださったことに、まずもって御礼申し上げます。

かと申して、金谷さんを山縣ゼミで独り占めするのはいかにも申し訳ないので、廣田章光先生のゼミと松本誠一先生のゼミにお声がけして、有志の方にも参加いただきました。

そして、プロジェクト先の方々にもお越しを願いました。いつもありがとうございます。

さて、各チームから報告。


山縣ゼミ以外の報告については、各種大会への参加や先方へのプレゼンテーション前であることなどから写真を載せてませんが、内容やプレゼン方法など、よく練られたものでした。


そして、金谷さんから全体講評とレクチャー。思索の浅い部分など、ばすばすと心臓に刺さる指摘をいただきました。

そして、そのあとはポスターセッション&ディスカッション。プラス、金谷さんに個別に指導をいただくという何とも贅沢な機会も。


金谷さんの個別指導は、メンバーの考えの甘さなどを鮮やかに見抜いて、ものっすごく的確で鋭いものでした。初対面にもかかわらず、すさまじい熱量と愛情。ほんとに、ありがたいことです。

メンバーも、今までこんなに的確かつ鋭い指摘をもらう経験はほとんどなかったので、みんな雷に撃たれたような状態でした。くじけずに、踏ん張って再びアイデア出しをし始めてたので、よかったです。

予定ではディスカッションを踏まえた2nd ライトニングトークを予定してましたが、各チームへの熱い個別指導と、チームごとでの練り直しを優先して、本イベントはタイムアップ。

メンバーも、企画するということの難しさを痛感したでしょうし、同時にどういうふうにやっていかないといけないのかっていう点も見えてきたんじゃないかと思います。

今回最初に報告したコンセプトに関しては、ほぼ白紙に戻す状態がほとんど。でも、山縣的にはそれでよかったと思っています。なぜなら、こうやって「考え抜く」「かたちにする」ことを身体で覚えていくからです。とことんまで考え抜き、それをかたち(プロトタイプ)にし、それを否定する。そして、再び考え抜き、またかたちにする。その繰り返しなしには、「価値の創造」などありえないわけです。そういう意味で、今回のイベントを経験して、やっとほんとのスタートの段階に進める状態になったんだと思います。

どんだけ鋭く指摘されても、飲み会は楽しむのが山縣ゼミの流儀(笑)

二次会までついて、こちらもすんごい楽しく、また実りある飲み会でした!


金谷さん、ほんとに濃密で熱く、愛情あふれまくりのご指導ありがとうございます!!メンバーはきっとリベンジするくらいの心持ちで新たな提案を考えてくれるはずです。またそのときは、ぜひ再度のご指導をお願いいたします!!!

そして、プロジェクト先のみなさまがた、お忙しい中のお運び、ほんとうにありがとうございます!未熟さを露呈する1日となりましたが、どうか引き続きよろしくお願い申し上げます!!

【追記】
今回のイベントの効果はさっそく今日(7月13日)のゼミにあらわれてました。

今日はIIPで後期に留学する予定の2回生で、来年度からの山縣ゼミへの参加を希望される方の面接を実施しました。

そのあいだも、昨日に金谷さんからいただいたアイデア出し100本ノックを各チームそれぞれにやり始めてました。

この勢いを忘れずに!

Masayuki YAMAGATA Lab.

近畿大学経営学部 山縣正幸ゼミのページ。 テーマは「価値創造のデザイン:さまざまなステイクホルダーの期待を満たすために」 ミッションは「学びも遊びもガチで」